地震に要注意
日本は地震大国であり、最近では東日本大震災による被害が有名です。
日本のどこに住んでいる人でも、大地震の被害にあってしまう可能性があります。
その時に、自分が住んでいるマンションが地震に耐えることができるかどうかは大切です。
きちんと耐震を意識して建てられたマンションでないと、大地震の時にはとても危険な状況に追い込まれてしまいます。
瓦礫に押しつぶされてしまったり、火災が起きたりして、大惨事となる可能性が高いのです。
マンションによって、地震への強さは大きく異なっているため、きちんと見分けることが大切です。
そのマンションに住んでいる人達を守ってくれるマンションで生活をしましょう。
そのために、地震に強いマンションを見分けるための方法を紹介します。
地震に強いマンションとは
まず、建物そのものではなくて、それが建っている地盤に注目することは大切です。
いくらマンションが丈夫だからといっても、地盤が弱ければ地震の時には非常に危険です。
ポイントとしては、地名に川や浦、沢などの文字がつくところは避けた方がよいでしょう。
軟弱地盤の上に建っているマンションは地盤沈下や不同沈下の影響を受けやすくなっています。
また、地盤の中に多くの水を含んでいる場合は液状化現象が起きやすいです。
液状化とは地震によって、地盤の中の水分と砂が分離してしまい、水が地表にまで上がってきてしまうことです。
マンションの中には新耐震基準で建てられたものがあります。
この言葉だけを捉えて安心してはいけません。
実は新耐震基準が採用されていたとしても、震度6強の地震が起きれば損傷する可能性があるからです。
倒壊しなかったとしても、家具が倒れたり、転んで怪我をしてしまう可能性はあります。
制震構造や免震構造を採用しているマンションで生活をすれば、地震への備えは万全となるでしょう。
また、本棚やタンスなどを固定しておいたり、災害への備えを日頃から万全に整えておくことは重要です。
耐震診断を受けているマンションであれば、耐震性を判断することができます。
きちんと診断を受けて、地震に対して強固な構造を持っていることが証明されているマンションであれば、安心して暮らすことができるでしょう。
また、避難経路を確認しておくことも大切です。
どこから避難をすればいいのか確認して、避難の際に持ち出すためのグッズも揃えておきましょう。
どんなに地震に対して強いマンションであっても、地震がきっかけとなって火災が起きたり、その他のトラブルが起きる可能性はあります。
建物が倒壊しなかったとしても、危険なことはたくさんあるのです。
マンションを選ぶ時にはまず耐震性に注目しましょう。
どんなに便利な立地で、デザインが優れていたとしても、地震に弱ければ他の要素はすべて価値を失ってしまうでしょう。