日本のガウディが手がける奇抜な物件

梵寿綱によるマンション

日本には画一的なマンションだけではなくて、奇抜なマンションも存在しています。
観光スポットにもなっているような独特のデザインが施されたマンションが東京にはたくさんあります。
それらは梵寿綱という建築家がデザインをしたものです。

梵寿綱は日本のガウディという異名を持っている建築家です。
異端の建築家としてその名が知られており、マンションをただの集合住宅ではなく、生命の満ち溢れる素晴らしい建築として考えています。
自分の好きな作家を集めて、それぞれに空間を提供して、後は自由にデザインをしてもらうという手法を実行しています。

梵寿綱という名前を見ると中国人のようですが、実際には日本人であり、本名は田中俊郎といいます。
知る人ぞ知る建築家なのです。

梵寿綱の建てたマンション

まず紹介するのはトラード早稲田です。
アバンギャルドなデザインが施されており、一度見れば記憶に深く残るでしょう。
本当にマンションなのか疑問に思うほどのインパクトのある外観をしており、カラフルなタイルが外壁に埋め込まれています。

建築は芸術の一つであると再認識させてくれる素晴らしいマンションです。
和洋の良い点をミックスさせたデザインとなっており、見る人を感動させます。
人をモチーフとした装飾が施されているのが特徴です。

壁からは人面が浮き出ており、異様な雰囲気を醸し出しています。
1階にはテナントが入っており、2階よりも上が住居となっています。
外観だけではなくて、内装にも非常にこだわっており、色々な装飾がびっしりとされています。

次に紹介するのはラポルタ和泉です。
和泉の門とも呼ばれており、小規模なマンションです。
高速道路のすぐ近くに位置しています。

閑静な住宅街の中にあり、白亜の外観が印象的です。
建物の最上部には天空に駆けるペガサスの象があります。
エントランスは吹き抜けとなっており、天井が非常に高いです。

モザイク模様のステンドグラスがあり、不思議な気持ちにさせてくれます。
本当にこんなところに住めるのか疑問に感じてしまう人がいるほど素敵なマンションです。

マインド和亜というマンションもあります。
こちらは和泉の門を見て、とても魅力的だと思ったオーナーが梵寿綱に頼んでできたものです。
和亜という名前はオーナーと娘の名前の頭文字を取ったものです。

かなり奇抜なデザインとなっています。
1階にはコンビニがテナントとして入っています。
色々な芸術家が参加しており、魅力的なコラボレーションを実現しています。

外観だけではなく、中身もとても派手であり、外国人観光客も多く訪れます。
このように梵寿綱の作品はとても素晴らしくさまざまな人がその魅力に取り憑かれています。
マンションの新しい形を追求しているのです。